いつもご相談ありがとうございます。
コンシェルジュの今井です。
少し前ですがエッセンシャルオイルについてのお話をしました。
その中で、『まずは好きな香りから選んでください』とお話したのですが、エッセンシャルオイルの香りが苦手であったり、特定のオイルの香りが苦手であったりする方もいらっしゃると思います。今日はそんな方々へ向けての内容となっています。
たとえばラベンダー。
ラベンダーは何種類の品種があるかご存知ですか。
ラベンダーは品種改良が盛んで、現在39種もの品種が存在します。
オイルの抽出は『水蒸気蒸留法』という手法で、最終的な完成品として②ラベンダー精油と②芳香蒸留水が精製されます。これは大きな釜でラベンダーの穂先や花びらを熱し、気化した水蒸気を冷やし、その温度差で水分を得る方法です。工程としてはシンプルな方法なのですが、例えば釜の温度を上げる時、どれくらいの時間で設定温度まで上げるか、釜の大きさや構造はどうするか、水蒸気を通らせる管の長さはどうするかなど、オイルを精製するメーカーによって条件は様々なのです。
品種の多さ、製造時の条件やメーカーの多さ(=メーカーのこだわり)がたくさんあると言ことは、同じラベンダーのオイルでも、ものによって様々ということが分かると思います。
同じウインナーでもメーカーさんによる特徴があるのと同じですね。(ウインナー好きです)
香りというものは本当に趣向品ですので、おすすめを伝えるのは本来難しいと考えています。
しかし、匂いの癖の強いもの、所謂『かいだ瞬間の刺激』や『鼻孔に残る』といった感覚が強いものは、安価なオイルが多いです。
販売価格が安いということは、それだけ製造コストが抑えられています。製造コストを抑えるということは、設備の質や材料つまり花の質も低いものになるということです。
それはつまり、癖の強いオイルになってしまいます。
また質の低い材料というのは内在するエネルギーというのも弱くなっています。術への影響も出てまいります。
お値段というのはすこしいやらしい物事の見方と思います。
しかし、信頼できるところが提供しているものに限っては、値段は嘘をつかない。というのも事実です。ひとつの指標とするには十分な要素になりますので、是非、今後のオイル選びに参考にしてください。
それではまた次のブログでお会いしましょう。
ルタ ヴェルキルス アルファフィール。