人は悩みの反芻(はんすう)動物-必要以上の美化の危険性-

思い出はとても大切
それはあなたの存在を作ってきたものだから

こんにちは。
幻想神域コンシェルジュの今井です。

皆様は思い出を何度も振り返ることはありますか。

告白の瞬間
手料理を食べてくれたとき
はじめて喧嘩をしたとき

特に人は後悔という感情により、思い出を振り返ってしまう時が多いです。
恋愛の場合は過去のお付き合い全体に関わってきます。

失恋というものは、どんなに小さくとも後悔が残ります。
所謂、あのときああしておけばの積み重ねです。

思い出すこと自体は悪くありません。
いい思い出として、また教訓として、次の成長に繋がるならなおさらでです。

しかし、何度も思い出している人は、ほとんど成長はしていません。
また成長している人ほど、過去を忘れています。

何度も思い出すことの一番の恐ろしい点は《美化》
特に自分を肯定してくれた思い出は、弱くなったとき最高の麻薬になります。

所謂過去の栄光にすがるという状態です。
他人の自慢話の場合、過去の栄光話程すぐに気づき、嫌悪感を抱くものは無いのに、
自分が過去の栄光を支えにしていることは気づかない。

そんな人間はとても沢山います。

その人が過去にすがるのは、その人だけのせいではありません。
その思い出には多くの人が関わっているでしょう。

しかし、その人たちに責任を取って欲しいとはお願いできません。
会えるかどうかも分かりません。

そして何より大切なのは今だからです。
あなたはいま苦しいのです。

そうなると今を生きなければ変わらないことは理解できますよね。
過去はひとつの手本です。

こうすると失敗する、こうすると成功する。
その一つのパターンです。

そして、基準にしても今と過去では状況が違います。
目安くらいにしておきましょう。

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